人生でおそらく最大の買い物になるであろう新築一戸建ての購入は、誰でも失敗したくないものですよね。
何も知らずに購入を決めてしまうと、のちに後悔してしまうことになるかもしれません。
そこで、新築一戸建て購入を、のちに後悔しないためのポイントについてお伝えしていきましょう。
新築一戸建てのどのようなことに後悔する?
新築一戸建てを購入しても、実は多くの人が後悔していると言われています。
マイホームは高い買いものですから、できるだけ後悔はしたくないですよね。
それでは、いったいどのようなことに後悔しているのでしょうか。
●家族の動線に合わない間取りだった
●コンセントの数が足りなかった、つけすぎた、位置が悪い
●住宅ローンの支払いが多く、生活が苦しい
●住んでみたら周辺環境が悪かった
●採光のために窓を多くつけたが、夏は暑いし家具も置けない
ここに挙げた以外でも、人によってどのようなことに後悔しているかはさまざまでしょう。
購入してからこのようなことに後悔しないようにするには、どうしたらいいのでしょうか。
ここで挙げた項目を中心に、後悔しないためのポイントを考えていきましょう。
新築一戸建て購入を後悔しないためのポイント①:間取り・コンセント
新築一戸建てを建てる際に失敗しがちなのが「間取り」です。
住んでみてから、「自分たち家族の動線には合わない間取りだった」と後悔する方が多いのです。
例えば、1階の洗濯スペースで洗濯をして、干すのは2階というお宅があるとします。
1階から2階に洗濯物を運ばなくてはならないという動きは、朝の貴重な時間をムダにしているとも思えます。
この場合、2階に洗濯スペースを設けて、そのまま2階で干せる間取りにすると時間と動きにムダが生じません。
さらに、洗濯物を収納するクローゼットも2階に設けることで、ますます動線にムダがなくなります。
朝に洗濯をして、かつ朝の時間に余裕がないご家庭であれば、この洗濯動線についてよく考えることをおすすめします。
また、コンセントの数や位置を失敗したという方も多くいます。
具体的にどう失敗しているのでしょうか。
まず、
●新居に持ち込む家電に使用する分のコンセントの数が足りない
●家電を配置する場所のコンセントの位置を失敗した
などの失敗例があります。
家電には、冷蔵庫・電子レンジ・洗濯機・掃除機…など、さまざまなものがあります。
その中でも、加湿器やミキサー、プリンターやホットカーペットなどのような家電はうっかりその存在を忘れがちです。
そのため、引っ越して、いざその家電を使おうとしたときに「ここにコンセントを作ればよかった」と後悔することが多いのです。
新築一戸建て購入を後悔しないためのポイント②住宅ローン
新築一戸建ての購入を後悔している人の中には、「住宅ローン」に頭を抱えている方がいます。
実は、自己破産をしてしまった人の約20%は住宅ローンの返済が原因と言われています。
新築一戸建ての購入には、土地の購入も合わせると数千万円の資金が必要になります。
そして、多くの人が住宅ローンを組んでその支払いをしますよね。
しかし、サラリーマンの生涯賃金は約2億~3億円と言われています。
つまり、一生のうちに受け取ることのできるお金が約2億~3億円なのに、数千万円の借金を抱えるということになるのです。
生涯賃金のうち、いかに多くのお金がローン支払いに充てられるということがお分かりいただけるでしょう。
そのため、住宅ローンを組む際にはしっかりと返済計画を立てて借り入れる必要があるのです。
しっかりと返済計画を立てていないと、生活が苦しくなってしまうことにもなりかねません。。
近年、住宅ローンの種類はたくさんありますので、金利や手数料の違いなどを自分で調べて住宅ローンを選択しましょう。
また、勤務先によっては、メインバンクの住宅ローンに優遇制度があることがあります。
各ご家庭でどの住宅ローンが最適かは異なりますので、よく調べて、後悔のないように住宅ローンを選ぶようにしましょう。
新築一戸建て購入を後悔しないためのポイント③周辺環境
新築一戸建てを購入する際、「周辺環境」にも注意を払う必要があります。
ずっと住み続けている土地の近くに一戸建てを購入するのであれば、問題がないことが多いです。
しかし、これまで暮らしたことのない新たな土地で一戸建てを購入するのであれば、どのような周辺環境なのか知ることは非常に重要なポイントです。
例えば、住んでみてから気がつくこととして、
●家の周辺に街灯がまったくない
●近所に工場があり、工場稼働中の騒音がひどい
●ゴミ屋敷など、困った近隣住民がいる
などがあります。
しかし、事前に周辺環境を調べておけば、このようなことで後悔することもありません。
事前に周辺環境を調べておくにもコツがあります。
まず、周辺環境をチェックしに行く際は、平日の日中と夜間、休日の日中と夜間というように、時間帯を変えて何回か訪れるようにしてください。
休日は何もなく穏やかだったけど、平日は騒音がひどいなどというようなことがあるからです。
できるだけ一度の見学で即決せずに、数回に分けて周辺環境をチェックするようにしましょう。
新築一戸建て購入を後悔しないためのポイント④窓
新築一戸建てを建てる際、陽当たりを重視する方は多いことでしょう。
ですから、採光を取るためにたくさん窓をつけたいとご希望になる方も多いかもしれません。
しかし、意外に思われるかもしれませんが、「窓を多くつけすぎてしまった」「窓が大きすぎた」と後悔することがあるのです。
その理由はいくつかあります。
まず、窓がたくさんあったり大きすぎたりすることで、陽射しの強い季節には暑すぎてしまうということです。
また、壁が少ないことから家具が置けないという点もあります。
さらに、外からの視線が気になって窓を開けられないということも考えられるのです。
窓が多くあったり大きいことで開放感が得られ、採光もたくさん取れると思いがちですが、このような後悔をしないためにも窓について決める際には住んでからのことも考えて決めるようにしましょう。
先ほどもお話ししましたが、間取りも後悔しやすいものの一つですから、間取りと同時に窓の数や配置、大きさを慎重に検討したいものですね。
後悔しないためには情報収集が必須
誰でも、新築一戸建ての購入を後悔したくはありません。
しかし、後悔している人が多くいるのも事実です。
ここでお話ししてきたことは、「入居してからの生活を想像する」「さまざまなことを用意周到にチェックする」ことで、のちに後悔をすることを避けることができるはずです。
また、実際に一戸建てを購入して後悔しているという人の話を聞くのも非常に参考になります。
まわりにそのような人がいなければ、ブログなど、インターネットでたくさんの情報を集めることができます。
特に何も考えず、言われるがまま話が進んでしまうと、結果的に「なんで一戸建てなんかを購入してしまったんだろう」と大きな後悔を抱えることにもなります。
ですから、人生最大の買い物とも言える一戸建ての購入を後悔のないものにするために、自分で調べられることはしっかりと調べてから購入するようにしましょう。
憧れの新築一戸建て!後悔しない選択を!
新築一戸建てを購入するとなったら、猪突猛進で何もかも決めてしまうのではなく、各項目について事前にチェックするようにしましょう。
また、入居してからの生活を具体的に想像して、間取りなどを決めることも大切です。
面倒と思うことも多いですが、のちに大きな後悔を抱えないために必要なプロセスとも言えます。
人生最大の買い物であろう新築一戸建て、後悔のない選択をしてくださいね。