長期に渡って安定的な収入が得られるマンション投資は、近年益々人気の投資となっています。
特に、投資家ではなく一般のサラリーマンがマンション投資をするケースも多いです。
では、マンション投資をすることのメリットはどんなところにあるのか見ていきましょう。
マンション投資とは?
マンション投資は安定した収入源を得られるため、近年では老後の資産形成のためにマンション投資を始めるサラリーマンが多くなっています。
マンション投資とはどのような投資なのでしょうか。
まず、マンション投資の基本は中長期的なインカムゲインを目的としています。
つまり、マンションを購入し、入居者に貸すことで継続的な家賃収入を得ることが目的です。
サラリーマンのマンション投資の場合、ローンを組んでマンションを購入することが多いです。
最初は、得た家賃収入をローンの返済に充て、ローンが返済されると家賃がそのまま収入となっていきます。
そのため、マンション投資は中長期的な投資であり、年金に代わる老後の資産形成としても注目されているのです。
また、マンション投資では、インカムゲインだけでなくキャピタルゲインを得ることもできます。
購入したマンションを購入時よりも高く売ることができれば、インカムゲインだけでなくキャピタルゲインも得られるのです。
ただし、マンション投資はあくまでもインカムゲインを狙う投資であります。
では、ここからはマンション投資のメリットについて見ていきましょう。
マンション投資のメリット①ローリスクで長期的な収入
サラリーマンに人気のマンション投資ですが、どんな点が魅力なのでしょうか。
マンション投資のメリットについて見ていきます。
まず、マンション投資の最大のメリットとも言えるのが、「ローリスクで長期的な収入」を得られることです。
マンション投資も投資の一種ですので、もちろんリスクがあります。
しかし、株やFXといった投資に比べるとリスクは比較的小さいと言えるかもしれません。
また、マンション投資は一度マンションを購入し入居者が決まってしまえば、ほとんど何もしなくても安定した収入を得られ続けるのです。
株やFXに投資しているのであれば、定期的に価格の変動をチェックし、売買の判断をしなければなりません。
一方マンション投資であれば、毎日毎日マンションのことを気にしなくても大丈夫なので、本業が忙しいサラリーマンの方にもおすすめな投資方法であると言えるのです。
マンション投資のメリット②家族にもメリットがある
マンション投資は、本人が家賃収入を得られるだけでなく、家族にまでメリットがあるのです。
なぜ家族にまでメリットがあるかと言うと、マンション投資は「生命保険の代わりになる」「相続税対策ができる」という2つの特徴があるからです。
まず1つめのメリット「生命保険の代わりになる」ですが、マンションをローンで購入した場合、自動的に「団体信用生命保険」へ加入します。
この団体信用生命保険に加入することで、加入者が亡くなった場合や高度障害状態になった場合、ローンの残りは保険会社が全額支払います。
そのため、万一自分に何かあった場合、ローンの残っていない不動産を家族に残すことができるのです。
そして2つめのメリットは「相続税対策ができる」ということです。
金融資産を相続する場合には、その100パーセントが課税の対象となってしまいます。
しかし、現物資産である不動産を相続する場合には、相続税評価額が約40パーセントまで引き下げられることがあるのです。
条件によって引き下げられるパーセンテージは変わりますが、マンションは相続税対策としても有効な手段と言えます。
マンション投資のメリット③インフレに強い
マンション投資をはじめとする不動産投資は、現物資産となります。
現物資産を持っているということは、インフレの際にメリットがあります。
インフレは物価が上昇する現象ですので、保有している資産が現金だけでは資産価値が目減りしていきます。
しかし、マンションなどの現物資産を持っていれば、インフレの際には物価の上昇と共に不動産の価値も上昇していきます。
また、インフレに伴い家賃を引き上げることもできるのです。
資産を運用する際には、分散投資をするのがおすすめです。
預貯金や債券だけでなく、現物資産である不動産を持つことで、インフレなど際にリスクが分散されるのです。
投資にリスクは付き物ですが、経済状況の変化によるリスクを減らせるのはメリットと言えますね。
マンション投資には当然リスクもある
ここまで、マンション投資のメリットを見てきましたが、マンション投資にはもちろんリスクも付き物です。
では、一体どんなことがマンション投資のリスクとなるのでしょうか。
まず考えられるのが、「入居者が決まらない」という問題です。
マンション投資は、家賃収入がなければローンの支払いや管理維持費ばかりがかかることになります。
長期間にわたって入居者が決まらないということになれば、家賃を下げるなどの対策が必要になり、当然赤字になってしまうことも考えられます。
マンション投資で利益を得られるのは、入居者がいるという前提があってこそなのです。
入居者が途絶えないようにするためにも、将来的に資産価値の下がらない物件を購入しましょう。
そして、「金利変動」もマンション投資のリスクの一つです。
マンションを購入する際、不動産投資ローンを組む方も多いでしょう。
ローンを組むということは、金利の変動がリスクとなります。
金利が変動した場合でも、無理なく返済していけるようにローンを組んでいきましょう。
不動産に投資したいならREITという選択肢もある
ここまで、マンション投資のメリットとリスクについて見てきました。
マンション投資は、株やFXとはまた違ったメリットがあり、サラリーマンの方が多く始める投資であるというのは納得できますね。
しかし、数千万のマンションを買うことや、ローンを組むということはリスクも伴いますので、それなりの覚悟が必要になります。
もう少し手軽に不動産投資をしてみたいという方もいるのではないでしょうか。
そんな方には「REIT」(リート)という投資があります。
これは、不動産投資信託のことで、投資家から資金を集め不動産に投資し、家賃などから得た利益を投資家に分売するというものです。
投資信託ですので、マンション投資とは少々性質が異なる投資になります。
REITは自分でマンションを買う投資とは違い、間接的にさまざまな不動産のオーナーになることができます。
投資信託の一種ですので少額から始めることができ、不動産の投資に興味はあるけど手軽に始めたいという方に人気のようです。
手軽に不動産に投資したい方は、REITへの投資も検討してみてはいかがでしょうか。
マンション投資で老後にも安心を
マンション投資のメリットを中心に見てきました。
サラリーマンの方でマンション投資を始める方は、その利益を老後の備えとして考えている方も多いようです。
マンション投資は中長期に渡って利益を得ていく方法ですので、老後の備えという目的に合っていると言えるでしょう。
リスクも頭に入れながら、マンション投資を検討してみてはいかがでしょうか。