マンションで水道から水が出ない!困ったときの元栓操作方法

マンションの元栓が閉栓されていて水道から水が出ない場合、それを開栓する必要があります。

これは、特に新しくマンションに入居する方が遭遇するケースと言えます。

しかしその際、マンションの入居者が水道の元栓を無断で操作してしまって良いのか、またその操作方法も気になるところです。

今回は、マンションでの水道の元栓を操作することに関して、詳しくご説明していきましょう。

入居するマンションが決まったら!ライフライン手続きを忘れずに

入居するマンションが決まったら、まずは入居前に電気・水道・ガスのライフラインの手続きを行っておくことが必要です。

ライフラインの手続きが済んでいない状態でマンションに入居してしまうと、すぐにそれらを使えないという不便な状態になってしまうため注意してください。

ライフラインの種類にかかわらず、できればマンション入居日から逆算して2、3週間前には手続きを済ませおくと安心です。

しかし、マンション入居前に水道の手続きを済ませておいたにも関わらず、水道の蛇口をひねっても水が出ないというケースもあるようです。

そのようなケースには、水道の元栓が開栓されているかどうかを確認しましょう。

また、水道の手続きが済んでおり、なおかつ元栓が開栓されているにも関わらず水道から水が出ないという場合には、他に原因が考えられるため早急に水道局へ連絡をするようにしてください。

マンションの水道の元栓は入居者が操作できる?

マンションの水道から水が出ない原因として、マンションの水道の元栓が開栓されていないというケースは珍しいと言えます。

しかし、マンションの中には、入居者が退去した部屋の水道の元栓は閉栓しておくところもあるようです。

そして、新しい入居者の水道使用に合わせて開栓するという流れとなります。

ここで気になるのが、マンションの水道の元栓は入居者が自ら操作しても問題はないのか、という点です。

一般的には、マンションの水道の元栓は入居者自らが開栓しても問題ありません。

しかし、マンションによっては水道の元栓を開栓する際に、管理人の立ち会いが必要になる場合もあります。

ただ、管理人はマンションの管理に関わる重要な業務を担っており、急な立ち会い依頼に対応できない場合もあります。

そのため、入居当日に水道がスムーズに使用できるよう、事前に立ち会いを依頼しておき、元栓を開栓するようにしてください。

どこにある!?マンションの水道の元栓

マンションで水道の元栓を開栓する際、管理人の立ち会いが必要ない場合には自ら行うことになります。

その際、マンションでスムーズに水道の元栓を開栓できるよう、まずは元栓の場所を確認しましょう。

マンションの場合、一般的にはパイプシャフトの中に水道の元栓があることが多いです。

パイプシャフトと聞くと馴染みがない方もいるかと思いますが、小さな物置のような見た目をしており、ほとんどが玄関の壁に埋め込まれる形で設置されているため、すぐに見つけられるでしょう。

また、パイプシャフトの色はそのマンションの壁との統一感をもたせるため、壁の色に近い色であることが多いです。

そのパイプシャフトの扉を開けると、水道の元栓が複数あることが確認できます。

各部屋の部屋番号が書かれていますので、自分の部屋番号が書かれた水道の元栓を開栓してください。

自分の水道の元栓はどれ?マンションで悩んだら水道局に連絡を

マンションのパイプシャフトの中にある水道の元栓ですが、しばしば自分の部屋のものがどれなのか分からないといったケースもあるようです。

水道の元栓の多くは、部屋番号が水道メーターの蓋周辺に書かれていますが、それが無い、もしくは消えてしまっている場合などもあるでしょう。

そのような場合、自己判断で水道の元栓を操作してしまうことはおすすめできません。

もしそれが他の部屋のものだった場合、トラブルにつながる可能性もあります。

また、パイプシャフトの中には水道だけでなくガスの配管なども通っており、そちらの元栓もあります。

そのため、自分の水道の元栓が分からない場合には、まず水道局に連絡をしてください。

マンション名など伝えると、どの元栓を開栓すれば良いか、開栓方法なども詳しく教えてくれるでしょう。

ハンドルが固い!マンションで水道の元栓を楽に開栓する方法

マンションのパイプシャフトを開け、自分の水道の元栓がどれかを確認したら、開栓作業を行います。

しかし、この際水道の元栓によってはうまく開栓できないこともあるようです。

その多くは、水道の元栓に使われているハンドルが固くなっているのが原因です。

水道の元栓には、ゲートバルブと呼ばれる弁が使用されていることが多いです。

ゲートバルブは構造も単純で、流体を止める能力もとても高いですが、使用頻度が低いと固くなるということもあります。

そのため、ここではゲートバルブのハンドルが固くて元栓が開栓できないという場合の対処法を、流れに沿ってご説明していきましょう。

①六角ネジを確認する

六角ネジは、ハンドルの下に位置します。

名前の通り、六角形をしているため確認しやすいでしょう。

②六角ネジを緩める

六角ネジを、水漏れにつながらない程度に少し緩めてください。

こうすることで、固くなったハンドルが楽に操作でき、水道の元栓が開栓できるようになります。

また、元栓を開栓する場合はハンドルを左回りに、閉栓する場合は右回りに回すということを覚えておくようにしてください。

うわさのマンション節水方法!?おすすめは水道止水栓の調節

水道使用量は、その月の水道料金につながるため、無駄に使用せず節水に努めたいものですよね。

しかし、だからといってマンションの水道の元栓を開閉することで節水しようとすることは避けてください。

場合により、マンションで使用しているガス給湯器などが正常に動作しなくなる可能性があります。

また、水を大量に必要とする洗濯機を使用する場合、水がなかなかたまらず、洗濯が終わるまでに時間がかかってしまうことにもなるでしょう。

洗濯機は、水道だけなく電気も使用する家電製品のため、時間がかかることで電気代にも影響する可能性があります。

それだけでなく、水道の元栓自体が不具合を起こしてしまうことも考えられます。

ゲートバルブは全開にするか完全に閉める必要があり、半端に開けた状態にしておくと、破損して水漏れなどの原因となることがあるのです。

そのため、もし水道の節水を心掛けるのであれば、元栓ではなく止水栓を調節することをおすすめします。

止水栓は、キッチンやトイレなど、水回りにそれぞれ備わっている栓のことです。

こちらは普通の蛇口と同じ構造なので、流量を自由に調節できます。

マイナスドライバーなどを使用すれば、力も必要なく楽に調節ができます。

また、その際は閉めすぎないように注意してください。

止水栓を調節した際は、水道からの水の出方に問題が無いかなど、よく確認するようにしましょう。

マンションでの生活に水道は不可欠!元栓の操作は慎重に

マンションでの水道使用は、どの住人にとっても不可欠であると言えます。

そのため、入居当日からスムーズに水道から出る水を使用できるよう、水道の手続きはもちろん元栓が開栓されているかの確認も大切です。

また、元栓を開栓・閉栓する際、マンションではパイプシャフトの中にガスの元栓が入っている場合が多いです。

誤ってガスの元栓を操作してしまうと、ガスが使用できなくなるケースもあるため注意してください。