新築の照明選びは意外と重要!部屋によっておすすめは異なる

新築を建てる際は、決めることがたくさんあります。

今回はその中でも「照明選び」に焦点を当ててお話をしていきます。

「照明」といっても、部屋の用途によってでどのような照明がおすすめか異なります。

それでは、具体的にどのような照明がいいのか見てまいりましょう。

照明の種類

照明には、大きく分けて3種類の「色温度」があります。

色温度とは、照明などの光源が発する光の色を表す尺度のことをいいます。

この色温度の違いで、部屋の印象が変わってきます。

ちなみに、色温度の単位はK(ケルビン)です。

①電球色:色温度2,700K

オレンジ色に見える光です。

電球色の照明を使用している空間は、落ち着いた雰囲気になります。

②温白色:色温度3,500K

電球色と昼白色のちょうど間くらいの光で、明るくも落ち着いた雰囲気になります。

③昼白色:色温度5,000K

昼白色を照明を使用している空間は、明るく活動的な雰囲気になります。

色温度が高くなるにつれて、青白い寒色系の光の色になります。

ちなみに、朝日や夕日、ろうそくの色温度は2,000Kほど、太陽光で5,000K~6,000Kほどといわれています。

新築で照明を決める際、それぞれの部屋によってこの色温度を変えるといいとされています。

それでは、各部屋ごとでどのような色温度の照明がおすすめなのかご説明してまいります。

各部屋ごとでおすすめの照明器具についても触れていますので、参考にしてみてください。

新築リビングでおすすめの照明は?

リビングはその家の中心となりますから、新築の際はどのような照明にするか決めることは大変重要です。

一般的に、リビングは家族が集まる場所です。

ですから、なるべくリラックスできる空間にしたいのものです。

リラックスできる空間にするとなると、落ち着いた雰囲気になる電球色がおすすめです。

最近では、ダイニングキッチンとリビングが一緒になっていることも多いです。

そうすると一つの広い空間となるので、1灯だけではなく複数灯設置する方がいいでしょう。

ただし、もしもリビングやダイニングで勉強や作業するということであれば、手元を明るく照らす「昼白色」がいい場合もあります。

キッチンもしかりです。

照明器具に関しては、ダウンライトがおすすめです。

ひと昔前まではシーリングライトが主流でしたが、最近の新築ではダウンライトを採用するケースも多いです。

ダウンライトは見た目もすっきりしていてスタイリッシュなのでおすすめですよ。

新築玄関の照明はおしゃれにこだわるのがおすすめ!

玄関は、その家の印象を左右する大切な場所です。

そのため、新築する際は玄関の照明はおしゃれにこだわってみましょう。

まず、色温度から考えるとリビングと同様、電球色がおすすめです。

電球色は温かみのある光ですから、お客様をお迎えする玄関にはうってつけの照明といえるのではないでしょうか。

玄関の照明器具に関しても、ダウンライトがおすすめです。

もしも、玄関に吹き抜けがあるのであれば、ペンダントライトを設置するとおしゃれに見えるでしょう。

どうしてもペンダントライトを設置したいものの玄関に吹き抜けがないという場合は、ペンダントライトを下げる高さに注意しながら取り付けを行うようにしましょう。

玄関をおしゃれに演出するには、間接照明を駆使するのも一つの方法です。

電球色の間接照明は温かみがあるだけではなく、玄関をスタイリッシュな空間に演出します。

どの場所に間接照明を設置するか考えるのは素人では難しいので、ハウスメーカーの方とよく相談するようにしましょう。

洗面所・トイレの照明は何がおすすめ?

洗面所は主に、ヘアスタイルを整えたりお化粧をしたりする場所です。

そのため、鏡を見ながら作業することが多いですから、照明は明るく照らす昼白色がおすすめです。

人によっては、せっかく新築するのだからどの部屋も落ち着く色味の電球色にしたいという方もいらっしゃいます。

しかし、電球色の下で作業することは想像以上に暗いですから、できるだけ昼白色にされる方がいいでしょう。

また、洗面所は脱衣所を兼ねていることも多いですので、防湿・防水の機能のある照明がおすすめです。

トイレに関してはそこまで明るくする必要がないですから、電球色が人気です。

照明器具については、ダウンライトでもペンダントライトでもお好みのものを選択するといいでしょう。

しかし、先ほども申し上げましたとおり、ペンダントライトを採用する際には下げる高さには注意するようにしましょう。

寝室・子供部屋におすすめの照明は?

寝室はリラックスできる空間にしたいですから、電球色がおすすめです。

また、間接照明を活用することで、さらに温かみのある優しい空間になるのではないでしょうか。

ただし、もしも寝室でお化粧などをする方であれば、そのスペースに関しては昼白色がおすすめです。

ご自身やご家族の生活スタイルがどのようなものなのか、新築時にはよく見直しておきましょう。

照明器具に関しては、見た目がすっきりするダウンライトがやはりおすすめです。

しかし、ダウンライトの取り付けの際は、上を向いて寝たときに光が目に入らない位置に設置することが重要なポイントとなります。

また、寝室にスタンドライトやフロアライトを置きたいと考えている方は、あらかじめコンセントの位置にも注意するようにしましょう。

スタンドライトやフロアライトを置く位置とコンセントの位置が遠いと、コンセントケーブルが長くなってしまいます。

そうすると見た目だけではなく、ケーブルに足が引っかかってしまうということも起こりかねません。

子供部屋に関しても、どのように使うかで使用する照明を選ぶことをおすすめします。

例えば、勉強はリビングで行い、子供部屋では寝るだけということなら電球色でもいいでしょう。

子供部屋で勉強も行うということであれば、昼白色にするのが得策といえるのではないでしょうか。

しかし、どちらも備わっている照明があるのが一番ですよね。

それでは、次の項では照明の機能についてご紹介していきます。

新築の際の照明は機能にも注目!

各部屋の用途によって、どのような照明を使用するか異なるのはお分かりいただけたことと思います。

最後に、便利な照明の機能についてご紹介していきます。

照明器具によっては、「色調調整」できるものがあります。

つまり、手元を明るくしたいときには「昼白色」、リラックスしたいときには「電球色」と選ぶことができるということです。

子供部屋にこの色調調整のある照明器具を使うと、勉強するときは昼白色、寝るときは電球色にすることができます。

また、照明によってはセンサー付きのものもあります。

例えば、玄関の照明をセンサー付きのものにしたとします。

帰宅する際には両手に荷物を抱えているシーンもよくありますが、このとき、荷物を一旦置いてスイッチを押す必要がありません。

センサー付きの照明は、人の動きに反応して点灯するからです。

もちろん、消し忘れるということもないので大変便利ですよ。

新築の際は、部屋の用途によって、便利な機能のある照明を採用することをおすすめします。

部屋の用途によって照明を変えよう

照明には色温度があったり、器具にもいろいろと違いがあります。

部屋ごとで用途は異なりますので、部屋の使い方によってどのような照明にするかを決めるようにしましょう。

また、照明器具によっては便利な機能があるものもあります。

場所によっては、そのような機能のある照明を使うことで毎日の生活が便利にもなります。

新築の際は、どの部屋にどのような照明を設置するのか自分や家族の生活スタイルをよく考えて照明を採用することをおすすめします。