境界線上のブロック塀によるトラブル!解決するためには?

家を建てればご近所との付き合いも大切になり、良い関係を築いていきますよね。

特に隣人とは良好でいたいと思うでしょうが、ちょっとしたことでトラブルに発展することがあるのです。

その一つには、境界トラブルが挙げられます。

この記事では、隣人との間で発生した、境界線上のブロック塀のトラブル例をご紹介します。

万が一、皆さんがトラブルに巻き込まれてしまったときの解決法についてもお話ししましょう。

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土地の境界トラブルが意外と多い!

住宅地などに家を建てれば、ご近所との付き合いもはじまります。

特に隣人に住む方とは関わる機会も多いので、良い関係を築くようにするかと思います。

ですが、ささいなことがきっかけで、良い関係だった隣人との間に亀裂が入ることがあるのです。

その原因の一つには、境界トラブルが挙げられます。

実はこの境界トラブルは意外と多く発生しており、その中には境界線におかれたブロック塀でもめる場合もあるのです。

この記事ではいくつか、境界線上のブロック塀によるトラブル事例をご紹介しますので、今後自分がトラブルに巻き込まれないように頭に入れておくようにしましょう。

次項では、元々置かれていたブロック塀によるトラブル事例をみていきます。

境界線に置かれたブロック塀トラブル!所有者はどっち?

家を建てる前から、隣人との境界線上にブロック塀が設置されている場合もありますね。

このときよくあるトラブルが、以下の2つです。

・隣人との境界線はブロック塀の内側なのか外側なのか、それとも中心線なのか

・このブロック塀の所有者が誰なのか

例えば、隣同士のAさんとBさんが、「境界線に置かれたブロック塀は自分のもの」と、お互いに思っていたとします。

その場合、ブロック塀の下にある境界石によって、ブロック塀の所有者と隣人との本来の境界線を確認できたとしてもトラブルになることがあります。

なぜなら、元々ブロック塀が境界線の上に置かれていると、隣人との本来の境界線を確認することが難しいからです。

そのため、口に出し目で見て確認しない限り、隣人との間にあるブロック塀の所有者は、お互いに自分だと思い込んだまま過ごすことにもなってしまいます。

ですから、元々ブロック塀が設置されている場合は、あらかじめブロック塀の所有者がどちらなのかを確認し、境界線がどこまでなのかも確認しておくと、あとでトラブルになるのを防げるでしょう。

隣人所有の境界線上のブロック塀を修繕!この費用は支払うべき?

ここでは、境界線上のブロック塀の所有者が隣家との境界線がわかっている場合に起きたトラブル例をご紹介します。

元々境界線上にブロック塀が置かれていて、それを隣人が所有するものだとわかっている場合でも、トラブルにみまわれる可能性があります。

そのトラブルの一つには、「ブロック塀が古くなり立て替えたいから修繕費用を半分出してほしい」と、隣人からいわれた場合です。

このとき、自分も隣人が所有するブロック塀の修繕費用を負担しなくてはいけないのかと悩む方もいるでしょう。

結論から申し上げれば、隣人が所有するブロック塀だとわかっているなら、こちらが修繕費用を負担する必要はありません。

万が一費用を一部負担する場合は、そのブロック塀は相手所有ではなく、自分と相手で共有することになります。

そのことを費用を負担する前に伝えておくと、後々トラブルが起こらずに済むでしょうから、費用を負担する場合は忘れずに伝えておきましょう。

勝手にブロック塀を設置された!この場合の費用は支払うべき?

家を建てたときには境界線上にブロック塀がなく、住みはじめてしばらく経った後に、何の相談もされずに、隣人が勝手に境界線上にブロック塀を設置してしまうこともあります。

そして、この費用の半額を請求されてトラブルになってしまう事例もあります。

このような場合では、自分も費用を負担しなくてはいけないのでしょうか。

こちらの事例も、費用を負担する必要はありません。

隣人が一方的に作ったブロック塀なわけですから、隣人所有のブロック塀となり、費用も全て隣人が負担することになります。

ただし、境界線上に設置したとなれば、ブロック塀の厚みの半分は自分の土地に越境している状態といえます。

法律上では、所有権侵害を理由に、ブロック塀を移設もしくは収去請求することが可能です。

ですが、塀の設置を求めることができるとも法律上で規定されていますので、もしかしたら収去までは難しいかもしれません。

万が一、設置されたブロック塀の高さが2メートルを越えて、日照に大きく影響した場合などは、部分的に収去することはできるでしょう。

万が一トラブルとなってしまったら…どのように解決する?

ブロック塀による境界トラブルについてお話をしてきましたが、注意していてもトラブルになってしまうことは多々あります。

万が一トラブルになってしまった場合の解決法について、ここでお話しします。

まずは、境界問題解決センターに相談することです。

当事者同士で話し合っても、話がまとまらないことがほとんどです。

そのため、全国の土地家屋調査士会が運営する、境界問題解決センターに相談することをおすすめします。

ここでは土地家屋調査士や弁護士に相談することができるので、専門的な知識によってトラブル解決へ導いてくれるでしょう。

こちらの機関ではなく、個人事務所の弁護士や土地家屋調査士に相談するのも良いでしょう。

その際は、境界問題に精通している人を選ぶようにしてください。

また、トラブルは解決したいけど費用をあまりかけたくないという方は、法務局や市役所などで無料相談することも可能です。

これらを利用して、境界トラブルを円満に解決できるようにしましょう。

何をしてもまとまらない!最終的な解決手段

先ほどは、ブロック塀などの境界トラブルに巻き込まれてしまった場合は、専門機関や土地家屋調査士などの専門家に相談することをおすすめしました。

もちろん、トラブル解決へ導いてくれるのですが、それでもまとまらない場合もあります。

何をしてもまとまらない場合の最終的な解決手段について、ここでお話ししていきます。

最終的な解決手段は、裁判です。

まずは、簡易裁判所で調停手続きをするのです。

費用も比較的低額ですし、専門家や有職者などで構成された調停委員が自分と隣人の言い分を聞き、話し合いをうまくまとまるようにすすめてくれます。

しかし、それでもまとまらないこともあり、そもそも隣人の方が出席しない場合もあります。

その場合は、訴訟せざるをえません。

時間もお金もかかってしまうでしょうが、最終的な判断を裁判所が下してくれれば、円満にとはいきませんがトラブルに決着をつけることができます。

何をしてもまとまらない場合は、裁判所の判断にゆだねましょう。

とはいえ、できればこのようなトラブルを隣人としたくはないでしょうから、あらかじめブロック塀の所有者や境界線の確認をしておくことが重要といえますね。

境界トラブルにならないために!

隣人との間で起こるトラブルの一つには、境界線上のブロック塀も挙げられます。

もしトラブルに巻き込まれた場合は、専門機関や専門家に相談することで、円満に解決することができるかもしれません。

しかし、なかには話がまとまらず、裁判所にゆだねることになる場合もありますので、このようなトラブルにならないよう、あらかじめ境界線やブロック塀について確認しておくようにしましょう。