アパートに住んでいれば、音のトラブルは切っても切れない問題と言っても良いでしょう。
アパートは構造上のことから音が響きやすい場合があり、音が筒抜けなどということもあり得ます。
他人からの音に悩まされることはもちろん、自分が騒音トラブルの加害者になることもあるのです。
そこで、防音グッズを使って、少しでも騒音を抑えるようにしてみませんか?
こちらでは、効果が期待できる防音グッズをご紹介していきます。
アパートの床への対策グッズ!防音マットを敷いてみよう
アパートの2階に住んでいる場合、自分が出す足音などの生活音が下の住人に迷惑になっていないか気になる方も多いですよね。
実際に上の階の住人が出す騒音に悩まされる方は多いようですので、2階に住んでいれば何らかの対策を行ったほうが安心でしょう。
また、1階に住んでいる場合でも、子供が小さいと普通に遊んでいるだけでも足音などが周りに響いてしまうことがあります。
この場合も、床への対策が必要となりそうです。
床への防音グッズで効果が期待されるものとして、「防音マット」があります。
防音マットとは、床に敷くだけで防音効果が期待できるマットです。
一般的なサイズは30×30や50×50が多く、厚みは数ミリ程度の薄いタイプや1cm弱ほどの厚いタイプもあります。
色はナチュラル系など使いやすいものが揃っていますので、インテリアに合ったものを探せるのではないでしょうか。
防ダニ・防臭加工のものもありますので、赤ちゃんがいたりアレルギーなどが心配な方にはこちらのタイプがおすすめです。
アパートで隣の生活音が気になるなら!防音シートはいかが
前項でご紹介したように、アパートの上の階からの音は騒音になりがちですが、隣に住む方の生活音に悩むことも多いですよね。
隣の生活音が響いてくるということは、こちらの音も響いてしまっていることが考えられます。
このような場合、お互いのプライバシー保護のためにも壁への対策は必要となるでしょう。
ここでおすすめしたいグッズは、「防音シート」です。
ご紹介したい防音シートは2タイプあります。
〇フェルト状防音シート
こちらの防音シートは、フェルト状の素材を圧縮して作られているため、高気密に仕上げられています。
防音マットのように四角くカットされており、虫ピンなどのような細いピンで壁に設置できます。
虫ピンなら壁への傷が少なくて済みます。
防音だけでなく断熱機能も優れているため、暑さ寒さに効果が期待できるでしょう。
〇シール状防音シート
こちらは壁に貼ることができるシール状の防音シートです。
表面はクッションのように弾力があり、カットも容易に行えます。
立体感のある壁紙として種類も豊富にあるため、部屋に合わせたものを選ぶことができるでしょう。
窓からの音漏れを防ぎたいなら!アパートで防音カーテンを試そう
アパートに住んでいれば天井や壁から聞こえる音も気になりますが、窓からの音漏れにも気を使ってもらいたいものです。
窓からの音漏れでおすすめしたいグッズは、「防音カーテン」です。
アパートでは窓を閉めていても窓からの音漏れによって、ご近所の迷惑になっていることがあります。
防音カーテンは、部屋の中から窓の外に漏れる音に対して、特に効果が期待されています。
普段から子供がうるさかったり音楽を楽しみたい場合には、防音カーテンが効果を発揮するかもしれませんね。
ただし、防音カーテンは全ての音を遮る効果が見込めるわけではありません。
窓の外からの騒音に悩まされている場合、防音カーテンでは効果が薄いかあまりないことがほとんどのようなのです。
自動車の走行音や排気音などは特に防音カーテンでは防ぎ切れないという結果もあります。
防音カーテンを購入する際には、どのタイプの音に対応しているのかよく確認する必要があるでしょう。
アパートの窓にできる防音グッズ!隙間テープなら外からの音に対応
前項では、アパートの部屋の中から漏れる音に対して、防音カーテンでの対応をおすすめしました。
ただ、騒音は自分の部屋から出すばかりではなく、外からの音も非常に気になるところだと思います。
防音カーテンは外からの音の侵入に対しては少々効果が薄いことが考えられますので、外からの音に対応するのは難しいかもしれません。
この場合、外からの音にはどのように対応すれば良いのでしょうか?
実は、窓自体を通過するような騒音はあまり多くなく、窓の隙間から入ってくる騒音のほうが問題となります。
そのため、窓の隙間を塞ぐようなグッズによって、外からの音に対応することができるのです。
そして、そのグッズとして「隙間テープ」が挙げられます。
その名の通り、窓だけでなくあらゆる隙間に貼り付けることによって、隙間を解消するテープです。
また、隙間テープは、アパートの窓など簡単に張り替えることのできないような窓に対応できます。
なお、窓だけでなく扉の隙間にも対応できますので、気になる隙間に色々使ってみてはいかがでしょうか。
ちょっとした注意で変わる!アパートで気を付けたい生活音
ここまでは、アパートで使える防音グッズについてご紹介してきました。
しかし、グッズだけに頼らず、自分でも音が出過ぎていないか気にしてもらいたいものです。
こちらでは、アパートでの毎日で気を付けたい生活音に対してお話ししていきます。
〇扉の開閉
困った生活音のなかに、扉の開閉音があります。
普段何気なくバタンと閉めているかもしれない扉は、これからは気を付けて音を出さないよう開閉してみましょう。
音を出さないようにすることが苦痛であれば、かなり無神経に扉の開閉を行っていた可能性があり、アパートの住人に迷惑をかけていたことも考えられます。
静かな開閉が難しいような方は、隙間テープが衝撃を吸収してくれる場合がありますので、使用してみてください。
〇話し声
意外と気になってしまいがちなのが、隣の話し声です。
こちらもテレビなどで音を出していればいいのですが、静かな状態でいるとアパートではより隣の話し声などが響いてしまうことがあります。
相手の声が気になるということは、こちらも相手に不快な思いをさせているかもしれません。
特に、電話での会話は夢中になってしまいがちですので気を付けてください。
そのほかにも、テレビやお風呂・トイレの音にも注意する必要があるでしょう。
グッズの使用だけではトラブルは防げない!大切な相手への配慮
ご紹介してきた防音グッズは、使用することによってある程度の効果は見込めることでしょう。
しかし、音を全く無にすることはできませんので、グッズを使ったからといって過信してはいけません。
上記でご紹介した生活音、扉の開閉・話し声などはちょっとした気遣いさえあれば、自分から音を小さくすることができます。
相手のことをきちんと考えているか、自分が迷惑になっていないか、今一度考えてみましょう。
アパートには様々な住人が住んでおり、生活パターンが自分と同じとは限りません。
ましてアパートは木造であることが多く、防音対策がなされていない壁ですと、想像以上に音が響いてしまうことが考えられます。
これらのことを考慮にいれながら、他の住人への配慮を忘れないよう生活する必要があるでしょう。
この配慮さえあれば、多少の音はお互い様と受け流すことも可能になるかもしれないのです。
アパートの防音グッズ!場所別に試そう
アパートの騒音が気になるなら、こちらでご紹介した防音グッズを使用してみてください。
騒音として挙げられがちな床・壁・窓にたいしてそれぞれ防音グッズをご紹介してきました。
床には防音マット、壁には防音シート、窓には防音カーテン・隙間テープで対応しましょう。
気を付けたい生活音である扉の開閉・話し声などに注意してみることも大切です。
グッズの使用と同時に、アパートの他の住人への配慮も忘れないようにしましょう。