アパートで暮らしていく中でも、毎日行うことといえば入浴ですよね。
入浴後にはドライヤーで髪を乾かす人がほとんどでしょう。
しかし、時間帯によっては、ドライヤーが騒音の原因になる可能性もあります。
ドライヤーを使うには時間は何時までがいいのか決まりはあるのでしょうか。
また、使う時間を短縮する方法はあるのかなどについてご紹介していきます。
アパートではドライヤーを使う時間にも配慮が必要?!
お風呂あがりにすることといえば「ドライヤーで髪を乾かす」ということですよね。
普段の何気ないこの行動ですが、騒音の原因となってしまうことがあります。
というのも、アパートのような賃貸住宅の壁は、防音対策を行っているとしても、決して「厚くて音を通さない」とは言い難いものです。
そのため、ドライヤーの音が近隣の部屋にまで聞こえてしまい、時間帯によっては「騒音」となってしまうことが考えられます。
そもそも、一般的に販売されているドライヤーの音はどれほどの騒音レベルなのか気になりますよね。
使用中のドライヤーの運転音は約70dbです。
意外にも思えますが、これは走行中の電車の車内やパチンコ店と同じくらいの大きさと言えます。
この音の大きさのまま、近隣の部屋に聞こえてしまうわけではありませんが、これほどの音が部屋に響いていると、それなりの騒音として聞こえてしまっても不思議はありません。
しかし、「ドライヤーが騒音になるのであれば使わない」というわけにもいきません。
一体何時までであれば使っても問題が少ないか、次項から見ていきましょう。
夜間にアパートでドライヤーを使う時間は何時まで?
仕事の帰りが遅くなり、夜間に入浴してドライヤーを使うという方も少なくはないでしょう。
しかし、「ドライヤーが騒音になりかねない」とわかっては何となく使うことを躊躇いそうですよね。
では、「ドライヤーを使っても騒音になりにくい時間帯」とは何時ごろなのでしょうか。
意見は様々ありますが、「何時でも問題ないのではないか」という意見が多くあるようです。
その理由としては、「長時間使うものではないから」というものです。
もちろん、アパートの壁の厚さや住民によってドライヤーを使っても問題ない時間帯は変わります。
しかし、髪をドライヤーで乾かす時間というのは、数分ほどであることが多く、髪の長い人でも10分ほどですむことがほとんどです。
そのため、ドライヤーに関しては使う時間を気にすることは、まれであるといえます。
とはいえ、やはり大きな運転音のするドライヤーは、近隣住民が就寝しているような時間に使うのは好ましくはないでしょう。
アパートで使うドライヤーの選び方のポイント
アパートでも、時間を気にせずドライヤーを使いたいときがあるでしょう。
そこで、騒音になりにくいドライヤーの選び方のポイントについてご紹介していきます。
①静音タイプのドライヤーを選ぶ
近年では、ドライヤーを使用した際の運転音が60db以下の静音タイプの物が販売されています。
店頭で、ドライヤーを試しに使えることもあるので、運転音を聞いてみてもいいでしょう。
また、インターネットのレビューサイトで口コミをチェックしてから購入を検討するという方法もあります。
②風量で選ぶ
一般的にドライヤーは、風量が多くなればなるほど運転音も大きくなります。
自分にあった髪の長さの風量で、ドライヤーを選ぶようにしましょう。
目安としては以下の通りです。
●ショート・セミロング…1.3m²/分
●ロング…1.6m²/分
③ワット数から選ぶ
一般的に販売されているドライヤーは600~1200ワットの物がほとんどです。
ドライヤーを使う場所のワット数を確認し、それにあったものを購入するようにしましょう。
ドライヤーはそもそもどうして大きな音が出るの?
アパートで使うドライヤーを新しく購入する場合には、先ほどご紹介したポイントを押さえながら選ぶことをおすすめしますが、すでに手元にあるドライヤーで、音を小さくする方法もはあるのかも気になりますよね。
そもそもなぜ、ドライヤーは大きな音が出てしまうのでしょうか。
これは「片手で持てるほど小型な本体から多くの風を送り出さなければならないから」です。
ドライヤーに搭載されているファンは、小型の本体に搭載するために小さなものとなっています。
そんな小さなファンは高速回転させないと、大量の風を起こすことは不可能です。
そのため、ファンを回転させるモーターや風切り音が必然的に大きくなり、ドライヤーの運転音は大きくなってしまうのです。
時間帯を気にしてドライヤーを使う場合には、風量を弱めて使うことで、音を小さくすることができます。
ドライヤーを使う時間を短くするには?
アパートでドライヤーを使う時間はできれば短い方が、騒音にもなりにくく、電気代の節約にもなります。
では、ドライヤーを使う時間を短縮する方法をご紹介していきます。
【タオルドライをしっかりと行う】
入浴後、髪の水分をタオルでしっかりと拭き取りましょう。
このとき、ついバスタオルで拭き取ってしまいがちですが、おすすめはフェイスタオルを使うことです。
使っていて、濡れてしまったら、乾いたもので再度拭き取りましょう。
【ヘアブラシで梳かす】
ヘアブラシで髪を梳かしましょう。
使うヘヤブラシは、イノシシや豚の毛から作られたような、粗目の物がおすすめです。
このようなものであれば、静電気などを予防することができます。
【紙で水分を拭き取る】
梳かして毛先に集まった水分を再度拭き取ります。
タオルを使用してもいいのですが、ティッシュもしくはキッチンペーパーで拭き取ると、より水分を取ることができるでしょう。
【タオルで頭を覆いドライヤーをかける】
このようにして乾かすことで、ドライヤーによって蒸発した水分をタオルが吸収します。
この方法でドライヤーを使うことで、短い時間で乾かすことが可能となります。
時間を気にせずドライヤーを使いたい!アパート選びから注目してみては?
生活リズムによっては、深夜の時間帯にドライヤーを使わざるを得ないという方もいるかもしれません。
このような方は、アパート選びから、騒音になりにくい物件を選ぶことをおすすめします。
騒音になりにくい物件は以下のような条件の部屋が当てはまります。
【鉄筋コンクリート造である】
木造のアパートはやはり音が聞こえてしまいやすい傾向にあります。
そのため、音が聞こえにくい鉄筋コンクリート造のアパートを選んでみましょう。
【角部屋である】
部屋が両隣にある部屋よりも、隣り合う部屋が1つしかない角部屋は、騒音になりにくいといえます。
ドライヤーを使うのも、部屋が隣り合っていない場所で使うと、より騒音になりにくいでしょう。
【部屋の中心で手を叩いてみる】
アパートの内覧時に試していただきたいことです。
部屋の中心で手を軽く叩き、その反響音を確かめます。
部屋の中で音が響くようであれば、防音性の高い部屋と言えます。
ドライヤーを使う時間に決まりはない!でもマナーは守ろう
アパートでドライヤーを使う時間に特に決まりはありません。
大きな音だとしても、短時間であれば気にならないということも多くあります。
しかし、アパートはたくさんの人が住んでいる集合住宅ですから、人が寝ている時間に長時間使うといったことは避けましょう。
ドライヤーの寿命は3~4年と言われていますので、すでに寿命を迎えているのであれば、これを機に静音タイプの物に変えてもいいでしょう。