窓の大きい家は快適?後悔しないために知っておくこととは

「窓の大きい家」と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか。

多くの人が「明るい家」や「開放感がある家」ということを思い浮かべることでしょう。

しかし、窓の大きい家を作るには、メリット・デメリットを踏まえた上で建築しなければなりません。

当記事では、一見メリットの多そうな大きい窓を採用するときの注意点などについてご紹介していきます。

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新築の家に大きい窓が欲しい?窓の役割とは

新たに家を建てる上で、「明るい部屋になるようにしたい」と考える方がいらっしゃるかもしれません。

そのために、大きい窓の設置を視野に入れることもあるでしょう。

そもそも「窓」にはどのような役割があるのでしょうか。

窓は、リビングや寝室・子供部屋のような、居室には必ず設置しなければなりません。

これは、建築基準法で定められています。

その理由としては、窓が生活をしていく上で必要とされているためです。

大きさにおいても、建築基準法で最低限の大きさが「床面積の1/7以上」と定められています。

窓は、日光を取り入れるためや風通しをよくするために必要になってきます。

また、それ以外にも、緊急時の出入り口としても使われることがあります。

加えて、このような利便性だけではなく、窓には心理的に開放感を与えることや、四季感を楽しむことでも必要になってきます。

では、このような役割がある窓を、大きなサイズで設置した場合どのようなことが考えられるのでしょうか。

次項から、ご説明していきます。

窓が大きいために家の断熱性が下がる

大きい窓には「日光が入ってくるから暖かい」というイメージがあるかもしれません。

しかし、一概にこのようには言えないのです。

窓は、見てもわかるように壁と違って断熱材が入っていません。

そのため、窓は「熱の移動が起こりやすい場所」なのです。

一般的な木造住宅では、室内の熱が窓から出ていく割合が実に48%もあるとされています。

つまり、大きい窓のある家は、断熱性が低いと言えるのです。

寒い冬に、日差しが大きい窓から入って来て「暖かいな」と感じても、日が沈んでしまう夕方には寒くなってしまいます。

夏にいたっては、窓から強い日差しが照り付けるため、冷房を強めにしないと部屋が暑くなってしまうでしょう。

近年では、「ペアガラス」や「トリプルガラス」などといった通常の窓ガラスよりも断熱性の高いものも存在しています。

これらのガラスは、ガラスとガラスの間に特殊なガスが入っているため、耐熱性が通常の窓ガラスより高いのです。

大きい窓の設置を考える場合には、このような窓ガラスを取り入れることをおすすめします。

大きい窓で解放感のある家に!「家の中が見える?」

大きい窓を取り入れた家の最大のメリットといえば、「解放感がある」ということではないでしょうか。

家のある場所や窓を設置した場所によっては、まるで高級リゾート地のような感覚を楽しめます。

自宅が、解放感抜群であればとてもリラックスできることでしょう。

しかし、「家の中から外が見える」ということは「外から家の中が見える」ということでもあるのです。

明るい日中には、太陽の光が窓ガラスに反射して、家の中が見えにくいということが考えられるので、そこまで気にすることはないでしょう。

一方で、夜間は家の中で灯りをつけますよね。

灯りをつけると、意外にも家の中は外から見えやすくなってしまうのです。

こうなってしまうと、外からの視線が気になってしまうこともあるでしょう。

そのため、大きい窓に合ったサイズのカーテンやロールスクリーンなどを設置することをおすすめします。

コストがかかってしまいますが、プライバシーを守るためには必要なものと言えます。

大きい窓はメンテナンスが大変?

家に大きい窓を設置するとなると、メンテナンスのことも考えなくてはなりません。

せっかく設置した大きい窓も、そのままにしておくと汚れてしまいます。

きれいに保つためには、掃除を行わなければなりません。

外から窓を掃除する分には、高圧洗浄機などを使って水で洗い流すこともできます。

しかしながら、家の中側からではそうはいきません。

高い位置では、梯子や脚立を使って掃除を行う必要があります。

窓の大きさや位置によっては、面倒に思うことや自分で掃除を行うのが困難な場合もあることでしょう。

そのようなときには、専門の業者に依頼する必要があります。

また、壁面に窓ガラスを設置する場合にはコーキング剤やゴムパッキンの劣化を防ぐために、5年に1回のメンテナンスが必要になります。

このメンテナンスを怠ると、雨水が入ってきてしまうことや窓ガラスが落ちてしまうという事態を招くことになります。

大きいはめ殺しの窓ガラスとなると重さが100kg以上のものも存在しています。

メンテナンスを怠り、このような窓ガラスが落ちてしまうということを考えると、同居している家族や近隣住民に被害が出てしまうことも考えられます。

これらのことが起きないようにするためにも、メンテナンスはしっかりと行いましょう。

大切な家を守る!窓の防犯対策や非常時の備えもしよう

ここでは、窓の防犯対策についてお話ししていきましょう。

空き巣や泥棒は、家のどの場所から侵入することが多いのかご存知でしょうか。

実は、住宅に侵入した空き巣の約60%は窓からの侵入なのです。

大きい窓は空き巣からしてみれば、格好の出入り口になってしまうのです。

そのため、防犯対策をしっかりと行っておく必要があります。

方法としては、防犯フィルムを貼ることやダミーカメラを取り付ける・防犯ステッカーを貼るといったことがあげられます。

また、火事が起こった場合などの非常時の備えもしておくといいでしょう。

例えば大きいはめ殺し窓を設置していて、火の手が上がったときに、この窓に向かって火が迫ってくるということも考えられます。

はめ殺し窓のガラスは比較的頑丈にできている傾向があり、窓を破って脱出というのは難しい場合もあります。

このようになった場合、「どのようにして逃げるのか」を考えておくことをおすすめします。

専門家の手を借りて快適な家に

ここまで、大きい窓を新たに家に設置するときの注意点についてご紹介してきましたが、やはり解放感のある家は魅力的ですよね。

小さな家でも、大きい窓があることで、その小ささを感じにくくなります。

デメリットを全て回避するのは、なかなか難しいでしょう。

そこで、建築家のような大きい窓の扱いに長けた専門家に、アドバイスをしてもらうことをおすすめします。

太陽の光が入ってくる方向すべてにはめ殺しの窓を設置するのではなく、一部分のみはめ殺しの窓にして、他の窓を開閉できるものにするといった方法も採用されています。

このような方法を取ることで、実用性もありながらデザイン性も高い窓を取り入れることができるのです。

窓は外部と家の内部をつながっている場所でもあります。

そのため、プライバシーに関しても考えながら設置をしなければなりません。

大きい窓ガラスの解放感も取り入れつつ、快適に暮らしていけるような工夫もしていく必要があります。

大きい窓でも快適な暮らしを

住宅の窓は、「大きければ大きいほど良い」とお考えの人の人もいるでしょう。

また、窓が家の外観を左右することも考えられます。

大きい窓には注意しておきたい点がいくつかありますが、これらは工夫次第で解決することができます。

建築家などの専門家の手を借りながら、快適な家を作ってください。